宿泊設備を整えよう


 宿泊設備・・・?サイドビジネスで民泊でも始めましょうという話ではありません。また、自分が住む環境をきちんと整備しようというわけでもありません。今日は、海外の方の雇用について考えてみようと思います。昨今、新聞やニュース等で、その話題が取り上げられることが増えてきましたね。

 ということで、本日のお題は『海外技能実習生の宿泊設備』について、です。

 人手不足や人件費の高騰もあって、食品工場の中には、ブラジル二世・三世の方をはじめ、技能実習生や留学生などの形態は様々ですが、海外の方が従事しているケースがあります。

 彼らの寮は、工場側や会社側で準備することが多いのですが、どのような基準で用意されましたか?言葉が違えば、考え方や風土も違う国で3年間生活するとしたら、最低限どのような環境が必要でしょうか?実習生の方が、母国に戻って「日本はよかった」「働きに行くならあの工場がいい」と言ってもらえるためには、どうすれば良いでしょうか?

 ポイントは、自分が生活するつもりで相手を迎え入れようということです。その意識は相手にも伝わると思います。

 ちょうど今くらいから、進学や転勤に伴う春の引っ越しシーズンが始まります。私も一人暮らしの経験が長い(15年以上)のでよくわかりますが、部屋を借りただけでは生活できませんよね。用意する物がたくさんあります。同じ日本ならまだしも、全く異なる国にやって来て、部屋の鍵だけ渡されても困ってしまいます。
 環境が変わるというのは、人間誰しも期待を抱く半面、不安がつきまといます。受け入れる側としては、せめてその不安だけでも拭い去ってあげたいものですね。

具体的には下記のとおりです。

≪部屋の大きさ≫
原則「1室につき2名以下」かつ「1人当たりの寝室床面積は、4.8(3帖)以上」。
LDKなどの共用部分は、生活導線から区切られる場合に限り、寝室として利用可。

≪最低限必要なもの≫
冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコン・電子レンジ・炊飯器・ガスレンジ・掃除機・照明・ベットおよび布団一式・テーブル・イス・カーテン ※wi-fi環境も設置されていれば尚良しです

≪受入時に購入、追加分は実習生が各自購入する≫
炊事道具(フライパン・鍋等)、食器(皿・フォーク等)、掃除道具(ほうき・雑巾)、日用品(ティッシュ・トイレットペーパー・洗剤・シャンプー・石鹸ゴミ袋等)

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